第21話「同意書をめぐるいろいろ」
2005.1.20
「同意書をめぐるいろいろ」
今回の手術の為の入院で、新たなことが見えてきた。
それは、同意書についてだ。今回だけではないが、病院ではよく同意書を書かされる。
入院、外出、看護方法など色々だ。
今回であれば、麻酔を使用する事。輸血を使用する事。そして最大は手術に対しての同意書だ。
ほとんどのものは、本人のサインでいいのだが、この
手術に関しては親族のサインまで必要なのである。
今回は、専務や皆のサポートもあり、姉にはこの同意書の説明や、手術には立ちあってもらわなかった。
だから同意書の所には、一緒に説明を聞いてくれた、田栗幹子のサインが書かれている。
それで手続きが終わっていたのだが、
術後は、「お姉さんに来てもらわないと困る。」だの、
「同意書にやっぱりお姉さんのサインがないと、本人が良くても病院側は、困る。」等々を言い出すのだ。
我々から見れば、はるかに姉よりも、
我々の仲間の方が親族であり、家族なのだが、どうも世間は
血が繋がっているかいないか、これしかない。
全く不信から生きていれば、法律だの契約だのと何かしら形としてあるのでつくられた、繋がりを
利用するしかないのだ。
これが信頼ある人間関係の上に成り立つとするなら、こんな法律や契約での関係にとどまらず、
人間同士の繋がりであり、信頼関係が築けることを、私達が今、証明できる立場なのだと実感する。
我々家族がどういうものなのか!
これは
我々に生きる、人間のみができる崇高なFamilyだ!
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