第18話「不良患者が優等生かも」
2004年12月26日
「不良患者が優等生かも」
ついに、私は病院の食事を全てキャンセルした。
毎日毎日、食べもしない食事を運ばれてきて、返す。
この繰り返しをやっていたが、全く意味のないことであり、そして、
「自分の主体によってやる」 という宣言でもあった。
だからおのずと、ほとんど病院にいない状態が創り出せる。
こういう患者は初めてであろう。
まさに
不良患者だ。
ほとんど寝る為だけに病院にいる状態で、昼間は外出して本社に戻り、休養をとり、
会話のある食事を楽しんでいた。
これが功を奏して、
食欲が出るのだ。
吐き気は止まらずとも、食べることへの意欲というか、執念というべきか、
看護師たちもびっくりする位の元気さなのだ。
病院、看護というものの常識は、病院側のみから見たものであろう。
こういう理想というか、やり方、方法からいけども、
所詮やり方でしかないから、患者はついていけない。
その人の生きる力というか、意図というのは、自ら生きようとするエネルギーが全てを物語っている。
このエネルギーをどこまで高められるかということが、本来の病院の立場なんだと思う。
これは病院だけではないだろう。
会のルール、世間のしきたり、等々、人間がどう生きるかを見なくして、しきたりもルールも意味がない。
全ては、人がどう生きるかが原点なのだから。
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