第17話「現象・命ありが人間を苦しめる」

NAGAIトークスタジオ

2009年02月02日 08:00

2004年12月24日

「現象・命ありが人間を苦しめる」

2度目の治療が始まって、最初の一週間ものすごい吐き気に襲われ、一晩中寝れない日々が続いた。

食べるものもほとんど入らず、吐けるものもないが、吐き気は止まらない。

この現象が何日も続くと、思わず自分の会話がふき出してくる。

私の母が癌になり、一旦は良くなったものの、数年後には再発し 今はもう亡くなってしまった事や、

自分の死に対する直面で、手放しでOKとはいかない恐怖というか あきらめの様な会話がふき出てきた。

どんなに頑張っても、自分の体ありのところから手放せられなかった

人間とは、現象あり、命ありというのはしぶとく内在するのだと実感した

これ以上一人で病室にいるのは危険だと思い、自宅へ戻った。

その晩、リーダーミーティングが行われた。

その中で、

今 田ぐり庵の中で働いているエネルギーと、今の自分の内話のエネルギーが連動していることを

実感すると共に、今ある自分をシェアした。

自分が命ありにのたうちまわっていることを。

それと同時に自分のリバースライフのエネルギーレベルの低さや、エネルギーの未熟さを痛感したのだった。

ただ、このシェアをしてから、自分のエネルギーがシフトしていることに気づく。

何か新しい薬を飲んでいる訳でもなく、逆に吐き気止めの薬をやめた方が調子がいいのだ。

これこそ、人間が会話によって生きているという証明でもある。

本気で自分の会話と直面し、会話することが人間の進化であり、現象を動かすのだと。

そして人間を殺すことは、現象・命ありにとっつかまること自体なんだ

関連記事